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荻原博子の「やさしいマネー日記」

経済ジャーナリストの荻原博子が、日々の出来事をつづります。

ブログアーカイブ2008/12

宴会は、カードでお安く!

年末年始は、友人たちと飲みに行くという機会も多いことでしょう。
そんな時に便利なのが、居酒屋の割引カード。
たとえば、白木屋、魚民、笑笑、日本やなど全国1300店舗の居酒屋を展開している㈱モンテローザのモンテカードは、入会金、年会費無料で、入会すると、モンテカード送付時に1000円分の食事券がいっしょに送られてきます。さらに、このカードを使うと、飲食代金が5%引きになります。さらに、このカードには、オリコのカード機能があるので、無料でも海外旅行傷害保険、国内旅行傷害保険、シートベルト傷害保険が付いていて、高速道路料金もカードで支払えます。
同じようなカードは、居酒屋「和民」にもあって、ワタミグループで使えるワタミふれあいカードなら、曜日に関わらず飲食代がいつでも5%引きになります。こちらも、入会金、年会費は無料。誕生日月には、ワタミグループで利用できる1000円分の食事券が送られてきます。
あまり、お金は使わないほうがいいけど、年末年始だからということなら、こうしたものを上手に使いましょう。



教育資金はどうなるの?

3歳と1歳の子供がいるママから、こども保険に加入しおらず、どうしようという質問が来ました。また、上の子供が入学するまで、いくら貯蓄ひつようですか? という問いも。
そこで、今回は、この問いに答えようと思います。
まず、学資保険についてですが、子供が生まれると、こども保険に加入しなくてはいけないと思い込んでいる人がいるようです。
でも、本当にこども保険は、必要なのでしょうか?
こども保険は、名前に“こども”と付いていますが、実はお父さんの保険の要素が大きいのです。保険料を払い込むお父さんに万一のことがあった場合に、その後の保険料の払込が免除されたり、保険によっては年金が支給される仕組みになっています。
ということは、お父さんがしっかりと生命保険に加入しているなら、わざわざ加入しなくてもいい保険。
貯蓄目的で入るという人もいますが、これから入る人は、貯蓄にはなりません。
こども保険の貯蓄部分は、あらかじめ決められた予定利率という運用利回りで増やされます。この予定利率は、94年3月までは5・75%と高かったのですが、94年4月から96年3月には3・75%、96年4月から99年3月には2・75%と下がり、99年4月からは2%、現在では1%ちょっとになっています。
こう書くと、低金利なのでの、1%なら良いと思う人もいるでしょう。
けれど、保険は、貯金とは仕組みが違います。貯金であれば、払い込んだお金がそのまま貯蓄されて増えていきます。1万円払えば、低金利でも1万円に多少なりと利息が付きます。けれど、けれど保険では、どんなに貯蓄性が高いものでも、まず1万円の保険料から、保険の運営経費が引かれ、さらに死亡保障のためのお金が引かれます。そして残ったものが1%で運用されるので、1万円になるまでに時間がかかるのです。
こんな難しい説明をしなくても、自分が支払う保険料の総額と、最終的に受け取る保険料の総額を比較してみましょう。支払額のほうが多かったり、受取額のほうが多くても少ししか増えていないのでは、10年以上預ける意味はないでしょう。
また、これから、どれくらい学費がかかるのかという問いですが、こどもにかかる最低限の教育費については、荻原流ではありますが、2・3・4・5の法則というのを見つけました。
まず小学生の時には、何だかんだで月に2万円くらいは学校関係の費用がかかってきます。これが『2』。次に、中学校になると、月3万円ほどの費用がかかります。これが『3』。高校生になると、公立でもなんだかんだで月4万円くらいかかります。これが『4』。大学になると、本来なら月10万円くらいかかるのですが、全部を親が出してあげることはありません。半分の5万円を親が出してあげるとして、残り半分は奨学金などを借りて、社会人になってから本人に払わせればいいでしょう。これが『5』です。
ただし、私立の中学校や高校、医学部など授業料の高い大学に通わせる場合には、別途、費用がかかります。
普通の学校に行くなら、この「2・3・4・5」という数字を頭に入れておくと、これから最低限必要になってくる教育費を計算することができます。
たとえば、子供が小学校4年生だとすると、卒業までにあと32ヶ月間あるので、必要な費用は2×32ヶ月=64万円。これに、中学校でかかる費用(3×12ヶ月×3年)108万円と高校でかかる費用(4×12ヶ月×3年)144万円、大学でかかる費用(5×12ヶ月×4年)240円を足すと、556万円。
つまり、この先、最低でも556万円は用意しておきたいという事です。
いきなり、そんな大金は用意できないでしょうが、先々のことを考えて、今からコツコツと積み立てを続けていきましょう。


会社を辞めるなら、自主退職よりもクビ!

リストラの嵐が吹き荒れそうです。
こんな時は、何としてでも会社だけは辞めないこと!
でも、やむをえない理由で辞めなくてはいけないなら、自主退職よりも、カッコ悪くてもクビにしてもらうことです。
なぜなら、自己都合で辞めた人は、1年以上雇用保険に加入していないと給付を受けられませんが、会社の都合で辞めさせられた人だと、雇用保険に6ヶ月以上加入していれば、給付の対象となります。
また、会社の都合で辞めさせられた場合には、7日間の待機期間の後にすぐ給付が開始されますが、自己都合だと、7日の待機期間にさらに3ヶ月が加えられ、その後でないと給付が開始されません。つまり、給付されるまでにかなり待たなくてはならないということです。
さらに、支給される日数も、自己都合での退職と会社都合での退職では、差が出てきます。自己都合なら、年齢に関係なく、勤務10年未満で90日、10年から20年未満で120日、20年以上で150日となっています。
けれど、会社の都合で辞めさせられた人は、勤めて1年以上5年未満でも、45歳以上なら180日給付されます。5年以上10年未満勤めていれば、30歳以上ならやはり180日の支給になります。最も給付日数が多いのは、45歳から60歳の間で、20年以上勤めていた人。このケースだと、330日の支給ですから、自己都合で退職した人の最高150日の2倍以上ということになります。
会社にとっては、社員をクビにしたというのは世間体が悪いので、できれば自主退職してくれないかと話を持ちかけられる事もあるようですが、これだけの差があるのですから、一時的な感情に流されず、家族の事も考えて、辞めるならクビ扱いにしてもらうべきでしょう。

よいお年を!!

2008年も、もう終わろうとしています。
今年は、皆さんはどんな年でしたか?
前半は良くて、後半は不安になってきたという方が多いのではないかと思います。
先日、ヨリモという、読売新聞のネットサイトの担当者(週1で生活情報を掲載しています)と合ったら、今年の1月に書いた記事をプリントアウトしてきてくれていました。
それを見たら、「2008年は、大変な年になる。株価は乱高下しながら下がっていく」と書いていました。それで、今年1年、株価は買わない方がいいと言い続けていたのですが…悪い予想が的中してしまったことになります。
じゃ、来年は?
今年に輪をかけて、大変な年になると思います。
理由は、新年を迎えたらじっくり書きますが、とにかく家計にとっては暴風雨の年となりそうです。
でも、みんな大変なんです。何とか頑張ろうね。

正月を、笑いで迎え、新しい年に船出しましょう!!
2008/11  |  2009/01