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荻原博子の「やさしいマネー日記」

経済ジャーナリストの荻原博子が、日々の出来事をつづります。

ブログアーカイブ2008/01

給料の本を出しました!

ご挨拶が遅れてしまいましたが、今年も、よろしくお願いいたしたします。

実は、1月10日に、本を出しました。「給料は、こうして増やしなさい!」(ダイヤモンド社)という本です。
で、その内容もからめて、今週の週刊文春に4ページで、どうすれば手取りを増やせるのかを書いてます。
その中で、皆さんに関係ありそうな箇所をピックアップしましたので、参考にしてくださいね。

「意外に知らないのが、出産のために会社を辞めたら、失業手当の給付期間延長の手続きをしておけば、将来、子どもを産んだ後に失業保険をもらいながら職探しができるということ。
失業給付は、通常は辞めて1年以内に受給しなくては権利がなくなる。だが、大きなお腹でハローワークに行く事もできず、出産したら仕事探しどころではないので、機会を逸してしまう人が多い。
実は、出産、育児、病気やケガの療養、親族の介護などで仕事探しができないなら、申請すれば、受給期間を3年間延長できる。つまり、最大4年の間に受給すればいいので、子どもを産んで、保育園に預けられるようになってから職探しすればもらえるのだ。
たとえば、給料が20万円前後で、働いていた期間が1年以上10年未満なら、給料の約6割を3ヶ月もらえるので約40万円になる。
育児のために受給期間の延長をするなら、子どもが最高3歳になるまでの日数に1年に加えた期間が対象。
さらに、ご主人が海外勤務を命ぜられ、同行しなくてはならないので会社を辞めるケースや、定年後、少しのんびりしたいのという場合も、受給期間を延長することは可能。
ただし、退社して30日たった翌日から1ヶ月の間に、ハローワークで受給期間延長の申請をしておかないと対象にはならない。」


住宅価格は、下がります!


将来が不安だが、マイホームを買ってもいいのかという質問が来ました。
結論から言えば、買うならもっと頭金をためてからにしたほうがよいのではないでしょうか?
これから、住宅価格はジリジリと下がってきます。来年は、バーゲンセールもあるかもしれません。不動産市況が不況になってきているからです。
こうした中では、しっかり頭金を貯めるのが正解ではないかと思います。
価格が上がらないのだから、あせることはありません。

103万円は、気にしない!


読者の方から、「11月から働き始めたが、103万円を越えない方がいいのか?」という質問が来ました。
パート収入の103万円は、気になるところ。
なぜなら、サラリーマン家庭では、妻の収入が103万円を超えると、夫は所得税と住民税の配偶者控除を受けられなくなります。さらに、妻自身も、自分の収入に対して所得税を払わなくてはならなくなります。それが嫌で、税金がかからず、配偶者控除が受けられる103万円以内にしようとするのです。
けれど、ちょっと待ってください。確かに、所得税を払わなければなりませんが、払う額は、103万円を超えても当分の間は収入1万円につき500円。ちなみに、住民税は年間100万円を超えたらかかりますが、103万円と104万円では1000円アップするだけ。
配偶者控除は、年収103万円を超えると使えませんが、配偶者特別控除は使えます。
ですから、103万円の壁など気にせず、稼げるだけ稼ぎましょう。
ただし、103万円の壁は怖くないけれど、怖いのが130万円の壁。なぜなら、妻の収入が130万円になると、129万9999円だったら夫の扶養家族なので支払わなくてもよかった国民年金の保険料、国民健康保険の保険料の年間約20万円を、いきなり払わなくてはならなくなるからです。
年間約20万円負担して、なおかつ家計をプラスにするには、妻の収入は160万円以上必要。それ以上に稼ぐ自信が無いのなら、130万円の壁は、越えないほうが良いかもしれませんよ!

ガソリンを安くして!

“バブルにGO!”という映画ありましたが、国土交通省を見ていると、まさに、イケイケドンドンの“バブルにGO!”。20年前の1987年、バブル真っ盛りに閣議決定された道路建設1万4000キロという計画を持ち出してきて、何としてでも道路を造らなくてはいけないと息巻いているのですから!
これでは、ガソリンは安くならない!
思えば、小泉改革も、「無駄な道路をつくらない」ために行われたはずなのに、すでに改革前の9342キロ全部を造ることになっているだけでなく、それに輪をかけて“バブルにCO!”なのですから、あの改革の大騒ぎは何だったのだろうと思います。改革ではなく、改悪だったということが、今回の税金騒動で見えてきたのではないでしょうか。
小泉道路改革では、心ある人はすべて去り、最後に残ったたった2人の委員が、国土交通省の利権を守りました。その1人、猪瀬直樹氏が東京都の副知事というのですから、何だか、暗い気持ちになります。
2007/12  |  2008/02