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荻原博子の「やさしいマネー日記」

経済ジャーナリストの荻原博子が、日々の出来事をつづります。

ブログアーカイブ2007/08

そらママさんの住宅ローンは…。

“そらママ”さんから、マイホームを買ったのだが、ローンは固定がいいのか変動がいいのかというご質問がありました。固定金利だと月9万円を超すけれど、変動だと7万5000円で済むとのこと。
迷うところですよね。
ただ、金利がガンガンに上昇して行くと、変動金利は怖いです。
変動金利の利率は低いので魅力的ですが、注意しなくてはならないこともあります。それは、金利が急激に上がると、変動金利の場合にはローン額が増える可能性があることです。
なぜかというと、変動金利の場合、金利がどんなに上がっても、5年ルールというのがあって、5年間は返済額が変わりません。たとえば、現在の金利で月10万円の返済だったら、5年間は毎月10万円の返済になります。
ただ、変動金利ですから、金利は半年ごとに見直されます。たとえば、半年経って金利が見直されたら上がっていて、11万円返さなくてはならない計算になったとします。それでも、月々の返済は10万円で変わりません。
ここで、金利が上昇した分の差額の1万円がどうなるかというと、これは未収利息(払われていない利息)ということで、元金に繰り込まれます。つまり、元金が毎月1万円づつ増えるのです。
ですから、極端な場合、月々きちんと返済しているのに、元金が減るどころか増えていくということが起きます。
5年たてば、返済額そのものがその時の金利で見直されるのですが、実はここにも25%ルールというのがあって、どんなに返済額を上げても25%までということになっています。たとえば、前述のケースで10万円づつ払っていたとして、5年間で金利が急上昇し、本来ならば月々13万円支払わなくてはいけない状況になっていたとします。けれど、25%ルールがあるので、支払いは12万5000円になります。差額の5000円は、元金に繰り入れられて、元金が増えることになります。
今後、金利がそれほど上がっていくかどうかは、何ともいえないのですが、もしすべて変動金利でいくと、きつくなる可能性も。
繰上げ返済をして行くとのことですから、変動と固定を半々くらいで借りて、変動を集中的に繰り上げ返済していってはどうでしょうか?


2007/07  |  2007/09