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枝元なほみの「台所でちょっとおしゃべり」

普段の暮らしに隠れているおいしいや小さな幸せ、あつめます!

6月7日

さーて、復活したからには、がんばらなくっちゃ。


お便りをいただいたのにお返事や、登録などもできずに、すみません、<これは私のPC能力のなさも関係するのです。何事もゆっくりなんです、すみません、随時、やる気ですから、もうちょっとまってくださいね。>


唐突ですが、お知らせです。


6月16日は麦とろの日、なんですよー。


<麦とろの日>が出来て今年で7年目。なんと、私が決めたんですよ~!


もともとは、麦をもっと食べてもらいたい、と相談されたところから始まりました。


だったら、みんなが知っている<麦とろ>を大きくフィーチャーしたらどうかしら、って思いつきまして、<麦とろの日>を作ったという訳なんです。


<麦>や<麦とろ>、体にいいし、農業とも関連したり食生活を考えるきっかけにもなるし。それをコミュニケートの道具にして、いろいろなことができそうな気がしたのです。


だんだんおもしろくなってきましたよー。


今年は、<47都道府県麦とろ>というので盛り上がっているのです。各都道府県ごとに、郷土料理や名産品などを組み合わせて、決めちゃいました、47種の麦とろ。


土地土地の特色ある郷土料理って本当におもしろい、うちとこのご飯はおいしいよー、おもしろいよー、ってプライドをもってもらえたらすてきだなあ、っておもうんです。ほんとに勉強になるし、おばあちゃんやお母さんたちがつくっていた何気ない料理はやっぱりすごいんだなあ。


で、投票してもらって、上位3位の麦とろを決めて、おまけに<チーム麦とろ>推薦の2品もプラスして、6月16日の麦とろの日に作ろうと言うわけです。


★ 6月16日 六本木ヒルズ けやき坂のUMUというイベントスペースにて、


11時から午後3時半ころまで、 600食の麦とろを 食べていただきます。


もちろん無料です。韓国旅行などもあたります。


おととしまでは、全部のご飯を家で炊いていたので、すごかったです、30キロの米と麦を炊くって、もうむちゃくちゃでした。徹夜でした。


去年からは、ご飯だけは炊いてもらえることになりましたが、それでも20キロのとろろを、ひたすらだしでのばす、トッピングの薬味やマグロを切り続ける<前日に自分で運転して、ちっちゃな車で築地に買出しにいくんですよ、おいしいのを選んでショッピングカートで買いだし、なんとも手作りなイベントでしょう?>


今のところの一番人気は、宮城県の<牛タン麦とろ>、2位は、三重県<松阪牛のステーキ麦とろ>、3位は<うなぎ麦とろ>静岡県。みんな結構がっちり派、高級なもん、のせてね、って感じなんだなあ。でも、それ以外もいろいろおいしいむぎとろ、すごくあるんですよ。


<麦とろの日>で、検索してみてくださいね。


そして、お時間があったら、ぜひぜひいらしてくださいね。


12時半から、高田万由子さんと対談したり、ミニミニ料理教室もします。


あさってからは、福井県の芦原温泉<あわらおんせん>でも、イベントがあるし、先週末は仙台でも、麦とろ料理教室、してました。<これまた、わたしってついやりすぎちゃうから、東京から仙台まで運転していったのです。社員旅行だぞー、と言ってアシスタント嬢2人と、車で。無鉄砲とは私のことだい!3人でごーせーにおすし食べましたぞ!>


16日!もうすぐです。おいしい麦とろを食べていただけるように体力の限りをつくしてがんばりまっす。期待してくださいねー。



5月31日

 ごめんなさい、ごめんなさい、ごめんなさい。

ご無沙汰しました、ご無沙汰しました、ご無沙汰しました。


 なんでかっていいますとね、大体毎日締め切りがあるわけなんです。

うわあ、この締め切りは明日までだったあ、とか、もう本がでなくなりますよそんなんじゃ、とか<まあ、そこまでひどく遅刻するってことはないんですが>、明日の撮影の準備をしておかなければいかんともたちゆかない、とか、そういうですね、なんというか、期限がきまっているものに包囲されて、ちっちっちっちっちっち、と時限爆弾の時限がつねに私の後ろをつんつくつんつくするんですよお。

申し訳ない、申し訳ない、そうなるとどうしても、ゆったりとしたものは明日、明日、明日、と延ばされて、そうしてこんな風なことになってしまいました。

 申し訳ないっす、ほんとうっす。


でも、ああ、クラッセ、ああ、クラッセ、とほぼ毎日毎晩思い続けておりましたわけで、

ベッドにもぐりこむときも、ああ、クラッセ、明日はやく起きてクラッセ、きょう早く終わったらクラッセ、とね、そんな感じで。書かない癖に私、気が小さいんですよ、ああ、あのメールのお返事もしなくちゃ、ああでもレシピの締め切りが、ああああ、という具合。


 でもまあ、なんといいますか、会えないからこそ想いがつのる、っていう感じでしょうか、<なんていってんじゃねーぞ、って感じですよねえ、まったく。>


 近況を報告いたしますれば、今現在私は、半ぎっくり腰です。3時間睡眠のまま出張に出かけ、収穫作業をちょいとお手伝いさせてもらったら、あやや、ちょっとやばい、となりまして、そのまま砂地を30分ほど歩きましたら、もう、完全にありゃりゃ、となりまして。東京に戻ってすぐに整体とマッサージをはしごしまして、なんとか爆発を食い止めているような状況です。

 足腰胃腸、すべて丈夫だけがとりえのような私でしたが、こうなって初めて、腰痛のしんどさを実感させていただきました。がんばれみんな、っておもいました、さすがに要、というだけあって、腰が言うことを聞かないって、大変なことだったんですねえ。

気をつけます、そしてみなさんもどうぞ気をつけて!


<ちなみに6月6日、夕方5時10分からのNHKゆうどきねっとワーク、みてくださいね。出張の成果です。>

4月15日

うわうわうわ。
どのくらい経っちゃったんでしょ、書かなかったあいだ。
お休みしてました。お休みしてタイに行ってました。


大体のところ、わたし、ふーらいぼー、のところがあるんですね。若い頃は12年続けて同じ町に住んでいました。そのときは、定住農耕民族系だとおもっていたんですが、その後はどうもはたして遊牧系かもしれない、と思ったりもしておりまして。祖父は船乗りでした、隔世遺伝で出かけていく血筋を受け継いじゃったのかしら、などとも。


いつ休みが取れるかわからないので、一人で出かけることが多いのです、何処に行こうかぼんやり考えていて、一週間前くらいに格安チケットを売っている旅行会社に電話をします。ネットでもさがしてみるけれど、どうもまだいまひとつ、うまく買えません。
まま、電話で注文し、ホテルは適当に探して、前日の夜中までうーんうーんと宿題を片付けて、大体明け方近くに荷造りを始めます。


飛行機に乗リ込むといつも、離陸も知らないほどにぐっすりねこけています。
飛行機のなかでは、ブラッディ・メアリを飲むのが好き。トマトジュースとウォッカを混ぜたものです、ビールだとトイレに行きたくなっちゃうし、せっかくのお休みにジュースなんていう柄じゃないし。でも普段は飲まないカクテルが何故好きなのか考えると、トマトジュースがきっと血行をよくするからじゃないかしら、などとぼんやり思いついたりして、そんなことさえうれしいお休みの高飛びです。


まだ、画像をとりこんでいないので、今回は以前の高飛び地、トルコのご飯の画像をのせますね。
タイでは、ほとんど屋台ご飯ばかり食べていた感じです、世界一好きな安い食堂があって、そこにもう一度行きたいとおもって、タイにいったのです。もういちど食べたいと思いつめていたスープは、一杯90円でした。何年ぶりだったのかしら、そのお店がまだちゃんとあってほんとうによかった、本当においしかったです。


続きもかきます。間をあけずに書きたいです、ガンバリマス、でも今夜はもう寝ます、みなさま、お休みなさい。<でも、きっと読んで下さる方たちは、きっとおはようございます、ですねえ。>



3月31日

桜、咲きました。
思いっきり、咲きました。ああもう、ああもうお散歩がてらのお花見もしました。
ああなんて、なんて、桜ったら!
桜バゲットもつくりましたが、そういえば
キムチ入りの巻き寿司もいいなあ、などとも思いまして
急遽、レシピを送ります。
東京近郊で、明日お花見にいく、っていう人に間に合うといいなあ。
でも、ちょっと寒いからほんとは、温かいもの、おでんとか
豚汁とかが食べたくなっちゃうかもしれませんね。
でも、桜!とりあえず、何はなくとも桜なので
ああ、桜、桜なので、わたしは、気が気じゃありません。
おばあさんになったら、日本全国桜前線と一緒に移動して
日本中の桜を全部見て歩きたいです。
毎年毎年、桜を追ってふろふろと徘徊するような
パンクなおばあさんになりたい
ああ、桜さくら。



キムチと焼肉のまき寿司

 牛こま切れ肉   200g
 ごま油   少々
 A
  砂糖   小さじ2
  酒、みりん、しょうゆ   大さじ2
  コチュジャン   小さじ1
  白すりごま   小さじ2
 にんじん   小1本
 B
  塩   少々
  寿司酢   少々
 キムチ   150g
 きゅうり   1本
 寿司飯   3合分
 焼き海苔   4枚


<寿司飯を作る>
1、米3合をといでざるにあげて20~30分おいて水けをきる。米と同量で水加減し、上に10cm角くらいのだし昆布をのせて炊く。
2、米酢1/2カップ、砂糖大さじ3、塩小さじ1を混ぜてレンジで50秒加熱してまぜ、砂糖を溶かして寿司酢を作る。


<具を用意する>
1、フライパンにごま油少々を熱して牛肉を色が変わるまで炒め、Aの調味料を順にふって、汁気がなくなるまで炒める。
2、にんじんはせん切りにして、塩を振って混ぜ、2~3分おいてからもんで、寿司酢を大さじ1くらい混ぜる。
3、キムチは、汁気を絞る。きゅうりは、縦8等分に切る。


<巻く>
1、まきすの上に海苔を横におく。ボウルに水を入れてそばにおく。のりの上に寿司飯の1/4量をのせて、指先に少し水をつけながら、奥を1.5センチほど残して均等な厚みに広げる。
2、手前から、2センチくらいのところに溝をつけて、にんじんの1/4量をおき、続いてまた溝をつけて牛肉の1/4量をおき、キムチ、きゅうりと同様におく。
3、具を中指で軽く抑えながら、まきすの手前を持ち上げていっきに寿司飯の最後までまき、まきすの上からおさえて形を調えてまるめる。
4、包丁を水でぬらして、巻き寿司の真ん中、真ん中と切っていって8切れに切り分ける。

開花宣言

 なんだろーなー、って思ってた。桜の開花宣言ていうやつ。

 まず、私は桜が大好きです、もう本当に好き、宣言します、私は桜好き!それも染井吉野が好き。あの狂ったみたいに満開になる様子が、なんていうのかしら、心乱れるほどに好き。どうしてあんなふうに咲くのかわからないっていうほど咲くでしょう、もうどうしていいのかわからないのよ、っていうほど咲くでしょう、あれが好き。


 でもなぜ、開花宣言? 何ゆえの? なぜ気象庁に<開花>を<宣言>してもらわなくちゃならないのかしら?
 そりゃね、いろいろ理由があるんだろうとおもいますよ、社会生活は経済生活でもあるわけだから、桜がいつ咲くかによって、屋台のお好み焼きやさんやたこ焼きやさんはいつ仕込みをしようか考えるだろうし、夜桜用のちょうちんやぼんぼりだっていつつけるか決めなくちゃならないんでしょう。そりゃそうでしょう、そりゃわかる。
 だけどなあ。あの<開花宣言>。どこかの神社の桜の樹に何個花が開いたかを厳かに拝見し、権威をもって、<咲きました>って言ってもらう。それをテレビの人たちが右往左往しながらニュースにしていて。ばっかじゃなかろか?って感じなんだよなあ。

 だって花が開いたかどうかなんて見ればわかるじゃない、自分のみたいところの桜の樹によっても違うんだし、桜は宣言されなくたって咲くわけだし散るわけだし。
 なぜ、みんな<宣言>してもらうのが好きなんだろう。それも、となりの叔父さんが宣言した、とか、八百屋のおねえさんが託宣なされた、とかでは駄目で、<権威>によって<宣言>されるのが好きみたいなんだよね。そこが口惜しい。
 桜のあの、もうほっといて頂戴、どんどん勝手に咲いちゃうからっていう、やけくそな<申し訳ない、こんな言葉を使って>パンキッシュな咲きっぷりとどうも相容れない気がするのんだよなあ。


 <勝手に咲いて勝手に散っていきます桜も私も、宣言>
を此処に宣言させていただきます。



 今回のレシピは、ここのところの私の花見の定番、桜バゲット。


 申し訳ありません、画像はないの。だってまだ花見には行っていないので。咲き狂った桜が好きなので、もっと咲かなくちゃ見に行かないのです。だから、レシピだけです。超簡単なサンドイッチ、でも、桜の花の塩漬けがなんともチーズと相性がよくて、おまけにひとところに座ってみるということが出来ずに歩き回りながらしか見れない私にはちょうどいいメニューなんです。


★ 桜バゲット


いちおう分量をだしていますが、適当にはさめばいいだけなんです。
バゲット   1本
ブリー・チーズまたは カマンベールチーズ   約150g
生ハム   80g
桜の花の塩漬け   15個

1、桜の花の塩漬けはすすいで塩をおとし、水に2~3分放して軽く塩抜きをする。
2、バゲットに、具をはさみやすい様にV字に切り込みを入れて、適当な厚みに切ったブリーと生ハムをはさむ。上に水気を切った桜の花をのせる。

3月14日

うう、ねむいねむい、今は夜中の1時。
すみません、先週はばたばたばたばた、飛べない鳥みたいに働いて、ブログを開くことさえかないませんでした。今もようやくレシピ書きを完了したところ。
春はくるのか、私に春は来るのか! ちょっとやけっぱちな気分。それでも、宿題を終えると、本当にほっとします。宿題がたくさんある子供たち、大変だなあ、友よ!っておもうなあ。


そういえば子供の頃、<いいなあ、大人は悩みがなくて> っておもってました。あるとき、大人もどうも悩むらしいとわかって、心底びっくり、がっくりきたのを憶えています。うわあ、これから先もずうっとこうやって悩んだりして生きていくのか、やんなっちゃうなあ、って、思ったの、おぼえてるんです。
子供をいきてくのって意外に大変だったな。
そうして、大人になった今もやっぱり結構大変です。それでもまあ、こういうときはこうする、こうなったらああしよう、とさすがに経験がものをいうから耐性がついてますけどね、生きていくことに。たくましくなったもんです。

ブログもだから、ちょっとわかりました。よーし書くぞー、って思わずに日々こまめに短くでも書けばいいんですよ、と、これはうちのアシスタント水ちゃんにいわれました。
そーだよねー、確かにそーです、こまめが大事。宿題もためちゃだめなんだよな。



今日のレシピは、ラスク。
精製度の低い、薄茶色のおいしいお砂糖とバターを混ぜて、薄切りのバゲットにぬってかりっと焼きます。最初にバターとお砂糖を混ぜておくのがコツと言えばコツ。カリカリのラスクは、最近のうちのおやつの人気ナンバーワンです。
簡単でお値段手ごろでおいしいですよ。固くなったパン救出作戦としてもかなり有効。

2月28日

 めまぐるしかった2月がようやく終わろうとしています。この2月は、ほんとに大変でした。様々な事情が重なって本当に忙しかったです、で、ようやく今日、午後から打ち合わせが3件あるだけののんびりとした日がやってきました。素敵! 人間らしい暮らしが戻ってきた! 洗濯、シーツ洗い、布団干し、掃除と片付け。こういう時間が欲しかったんだよー、って思いました。
 それでもきょうは、朝起きて自分が出ているテレビを見てしまい、やばっ! めっちゃころころやん、これじゃあ着ぐるみといわれるのもむりはない、とがくんと落ち込んでいたのです。
 私はエダモンと呼ばれております。で、エダモン、実はエダモン着ぐるみを着ている、ときどき背中にチャックがみえていて、所属はウルトラマンや怪獣なんかの円谷プロダクション、と冗談で言われておりまして。おもしろいから自分でもネタにしていたりするのですが、やばい、こりゃほんとに冗談じゃなくなってしまう、と急遽反省、急にダイエットを決意しました。これからは、ダイエット報告もしよう、うんそうしよう。
 まあ、そんなこんなで薄くブルーになりながらも、メールチェックをしていると友達から夏休みに行きたい場所をかきだしたメールが届いており、そうかあ、夏休みだってくる、とおもいましたら、ひゃっほー。すぐにご機嫌回復、にこにこでお昼ご飯を食べました。
 後、打ち合わせにいらした方にパウンドケーキをいただき、お茶と一緒にたべまして、早くも、、、。
 宅急便も届き、出張先から送られてきたたけのこ4本を大急ぎで茹でたり、いたみそうなジャガイモを山ほど蒸したり、おまけに今日の夜はみんなでご飯を食べながらの打ち合わせ、明日はしょうが焼きの撮影と、どうしても、食べ物に包囲されている私です。助けてウルトラマン!
 画像はお昼ご飯と陽に干したベッドカバーの上でくつろぐ猫たち。
 最近マイブームの、ぬか漬けの古漬けを刻んで水にはなしてからきゅっと絞り、すりごまやおかかなどと和えたもの。残り野菜全投入の、野菜のスープ煮、チンゲンサイと豆腐の煮浸しです。冷蔵庫整理にまい進した結果の、30品目達成メニューでした。



ドーナツドーナツ


 仕事が料理のせいかしら、みんなほんとによく食べるし、たくさん食べられることを誇ってたりもするんだよね、うーん、こりゃちょっとやばい、って思うときもあるんですけど、でも実際私としては、おいしそうにたくさん食べる人をみると、ついうっとりしちゃう、尊敬しちゃう。
 男の人は断然たくさん食べる人が好き。ぜんぜん野菜なんかたべなさそうなのに、セロリが大好き、っていったり、うーん、おひたしはうまい!ってつぶやいたり、日本一うまいトンカツを食べた!なんて興奮してたりする人たちをみると、よーし、いいぞお、って思っちゃう。
 ただ、私自身としましては、多少慎しみましょう、って思います。どんどん成長してますので、ほんとに、困った。仕事が続くとキッチンにひきこもって、料理と試食を続けることになりまして着実に少しづつ太っていきまして、人生最高体重を次々更新していき、、、はあ。
 気をつけねば、自己管理せねば、と思いつつ、自己管理、という言葉ほど私に向かない言葉はなく、はあ。それでも、前向きにね、前向きに気を引き締めていこう、と思っておりました朝に、ドーナツ。やってきました、ドーナツ。
 ここのところ、仕事の合間に話題になっていた<クリスピー・クリーム>という行列のできる新しいドーナツ屋さんに、並んで買ってきてくれたのでした。わたし、食べたことあったんです、4年くらい前にニューヨークで。やな感じですよねえ、すみません。
 でも、そのときに、<悪魔の食べ物だ、こりゃ>と思ったのを憶えてます。中毒になりそうな味っていうんでしょうか、軽くてしゅわっと溶けちゃうような感じ、禁断の甘さ、これが近所に売っていなくてよかった、って思ったのを憶えてますもん。それが、やってきちゃったんですね、日本に。恐るべし、アメリカ文化。
 いただきました、朝から、ドーナツ、困った、でも、おいしかったんです。
 はー、ご馳走様でした。
 ちなみに今日のスタッフの人数は9人、食べたのは、一人一つづつです。でももしわたしが行列に並んだとしたら、せっかくだからたくさん買っちゃおう、と思うのが私の常、そうしてたくさん食べちゃうんだろうなあ、って思いまして。
 気をつけます、自己管理に切磋琢磨いたします。

2月14日

 
 

バレンタインですね。

こういうとき、ちょっとプレッシャーです、私。

何しろ仕事が料理なので、やっぱりつくるか、しゃーないな、って感じです。

でも、そんなこんなを何年か続けてきたら、作るのがちょっと楽しみになってきました。

 

少なくとも、おせち料理よりはずっといいな。今年のお正月は実家におせちをもっていこうとして、31日、パニくりました。料理を作るのは楽しいのですが、実家にもあると思われるかまぼこや西京漬けのお魚などの定番はなしで、おまけに、もって行っても大丈夫なようにびっしりと重箱につめるのが、追い討ちをかけるように本当に大変でした。ぎっしり詰まったおせち、って本当に必要なのかしら、とかなりめげながらおもいました。料理はおいしくできたのに、みっしりつめるのに四苦八苦。

 

同じ料理を3日の日、友達が来たときに一種類を楊枝に刺してお重にゆったりと並べたら、ほんとにかわいいし、らくちんでした。こうでなくっちゃな、と思いました、一生ぎっしり詰めはしないぞ!と心にかたくきめました。

 

それにくらべてバレンタイン、一種類のケーキをつくるだけだし、好きなようにラッピングできるし、うれしいもんです。だいたいが仕事であう、男子に渡すためが中心で、ならばいっそいっぺんにたくさん焼いてしまおう、とチョコレートケーキ4台分をいっき仕込み。家にあるあらゆる型でつくり、こうなったら女性陣にも渡そう、と小さく切って包みまくりました。はしっこを薄切りにして味見して、ごきげん!

 

一年にいっぺんくらいこんな日があるのもいいなって、うまくできたせいですね、おもいました。

 

毎年つくっているのは、スフレタイプのふわふわしっとりのケーキです。今年は、ミントリキュールを入れたすっきり味です。

もう、間に合わないかもしれませんが、来年用にレシピ、書いておきますね。

 

 

チョコレートケーキ

 

<材料>

製菓用チョコレート  80g

バター<塩分不使用>  60g

卵黄  3個分

卵白  3個分

グラニュー糖  80g

生クリーム、ミントリキュール  各大さじ2

薄力粉  大さじ3

塩  少々

 

1、チョコレートは刻む。バターは刻んで室温にもどす。卵も室温にもどしておく。型の内側にバターをぬり、薄力粉をふって余分な粉をおとし、冷蔵庫で冷やしておく。

*型は、18センチ角で1個分、パウンド型なら2本分。丸型でも焼けますが、湯煎にかけるので、底が抜ける型は使えません。

 

2、ボウルにチョコレートを入れて湯煎にかけて混ぜながら溶かし、バターを入れて溶かし混ぜる。クリーム状になるまで混ぜます。<湯煎にかけているとき、熱くなりすぎないように注意、50度くらいが目安です。>

 

3、別のボウルに卵黄を入れてグラニュー糖の半分を加えて混ぜます。

 

4、もう一つ別のボウルに卵白を入れて、塩少々を加えて軽く泡立て、残りのグラニュー糖を加えて角が立つまでしっかり泡立てます。

*これは絶対、ハンドミキサーでやりましょう、大変だから。ボウルは、水け、油家のない清潔なものじゃないと泡立たないので注意します。

 

5、湯煎にしてやくので、湯を沸かします。オーブンを180度に熱します。

 

6、2のチョコレートのボウルに、3の卵黄を少しづつ加えて混ぜます。ミントリキュール、生クリームも加えて混ぜます。続いて、薄力粉を漉しながら振り入れて、卵白の1/3量を入れてゴムベラでさっくり混ぜます。残りの卵白も2階に分けて入れ、阿波を消さないようにふんわりとあわせます。

 

7、型に流しいれて、オーブンの天板にのせ、湯を張って焼きます。180度で20分、170度に下げて15分焼き、5分ほど休ませてから、ふちにナイフを入れて取り出します。逆さにして冷まします。

2月5日

花粉だ、とんだとんだ、と思いました。つい先週のこと。一日中鼻水がずるずるで、ティッシュボックスを手元から放せませんでした。なんともぐずぐずの日でした。まいったなあとおもいました、が、なんとその日一日ぽっきりのことでした。

 

なんだったんでしょ、あれは。菌かな? なにかにつかまっちゃったのかしら。

 

<もやしもん>という漫画を読んでいる途中です。農大の学生で、菌が目に見えてしまう主人公の話。小さなかわいい<?>菌が、みんなで集まって<かもすぞ!>と言ったりするんです。0<オー>157菌なんかも出てきまして、もしそんなふうにいろいろ見えちゃったりしたら、世界はものすごく違ったものになるんでしょうね。

 

<発酵>という自然の驚異に深く深く畏敬の念を持つ私としては、<かもすぞ!>という言葉、ものすごく新鮮でした。醸す、って<醸しだす>の醸すです、いい言葉だなあ、といたく感服しまして、積極的に使いたいとおもっているのですが、まだちょっと使い慣れない。いいチャンスにひょんとでてこなくて残念、修行中の身ですけど、いつか使いこなせるようになりたい!。

 

何かくしゃみや鼻水を誘う菌がひょいと私の中に入ったりするところとかを想像して、ああ、醸されちゃった、などと心の中で思うくらい。

 

それでも糠漬けの鉢をしみじみ見つめたりして、<菌>の不思議に心惑わされています。でも、糠漬けはいいけれど、インフルエンザなんて怖い<菌>もありますものね。くれぐれも気をつけて、やばい菌に醸されずにいきたいと思っております。

1月29日

 わたしには、父母が二人づつおります。母の長兄である義理の父の養女になったからです、ちょっと複雑な話しのようですが、実の父母と義理の父母が仲良しで、<叔父さんが寂しそうだし、名前を残したいともいっているから、どーお?>と言われまして。まあ、戸籍の名前が変わるくらい何でもないし、と深い考えもなしに、養女になりまして。

 

 四人の父母が始終私ぬきで会っており、まあ、私はそんなときの話しのツマみたいなものですね、家族の形を広げた、という感じかな、と思っておりました。

 

 そうしてつい最近、その義父が入院しました。若い頃は陸上競技の選手で、東京オリンピックの100メートル走の審判をしたことが自慢の父は、60歳を過ぎてから水泳を始め、マスターズ、という高齢者の競技会でいくつもメダルを取ったつわものです。今年95歳になりました。この正月にも、4人あわせて330歳の水泳のリレーチームで、世界新記録を作る、といっておりましたのに、突如入院です。あせりました。おまけに手術、95歳の人を手術する、というのもめったにないことらしく、成功すればお医者さんも金メダルみたいなもの、といっていたとかいないとか。

 

 でも無事に手術も終わりまして、本当にほっとしました。

 

 最初に見舞いにいったときは、好物のアンパンを焼いてもっていきました。上に桜の花の塩漬けをのせて、強力粉が足りなかったので、薄力粉をまぜたのがよかったのかどうか、いままでで一番おいしくできたのでした。が、手術を前にした父は病院のご飯以外食べてはいけない、といわれたそうで、残念。

 

 甘いものは好きですがもともとは大の肉好きで、<ほんとうに野菜はぜんぜん食べないのよ、魚のおかずですらいい顔しないの>と母は言います。その父が、病院のごはんの、大嫌いなキャベツのせん切りを食べて母を驚かせ、<どうしたの?>と聞かれて<生きたい一心だ>といったそうで。私、ちょっと泣きました、なんだかいい話しだなあ、と思って、いいなあとおもって。95歳、頑張っています、私もしっかりせねば。

1月21日、日曜日。

こんにちは!

2007年も始まったことですし、ね、ブログ、始めます。

キッチンで思ったこと、キッチンから出て気がついたこと、日々の小さなことごとをおしゃべりするように伝えたいと思っています。

なんにせよおしゃべりは人類最高の喜びのひとつ、ご一緒していただけたらほんとうに幸せです。どうぞどうぞ、仲良くしてくださいませ、温かく見守ってださいませ!

 

 

 

 

 

というわけで。本日の報告です。

1月21日、日曜日。

 

 

 

イベントにいってきました、日比谷公園内の、結婚式にも使われるとても素敵なレストランカフェで、フーディーズTVの<おもてなし>講座。一日講師をいたしました。

 

 

 

楽しかったなあ。イベントの仕事は、打ち合わせを重ね重ねて、メニューを考えレシピを書き、お客さんに食べていただく料理を手配して、そうしてようやく本番。どきどきする気持ちを抱えながらお客さんの前にでていくんですよね。普段はあがらない私なのに、なぜか今日はどきどきでした。でもお客さんのおいしかった、楽しかったという笑顔で、本当にじーんとしちゃうんですね、イベントのなんともうれしいところです。気持ちが人とつながるってなんてうれしい!人間の最高の喜びの一つですな、ってしみじみ思いました。

 

 

そうして。イベントを無事終えた後、駆け込むように別のパーティーへ。そちらは、<ビッグ・イシュー>というホームレスの人の自立を支援する雑誌の、3周年記念パーティーです。1冊200円の雑誌をホームレスの人たちが街頭で売ると、200円のうちの110円が販売員のおじさんたちの収入になるのです。希望のもてるシステムだとおもうんです。隔週で出るその雑誌に月1回1ページを受け持って、料理とエッセイを書いています。

雑誌を売っているおじさんたちや支えるいろんな人たちの気持ちに、これまたじーんとしちゃって、泣いちゃいました。人と人がつながろうとする気持ちから、希望が生まれるんだな、って素直に感動しました。帰り道、<希望>っていう言葉が頭の中でぐるぐるしていました。人間でいられてよかった、生きていくって、なんだかんだあるけれどやっぱりナイス!って、心の中でガッツポーズをきめました。いい日でした。

 

 

 

 

 

今日の料理は、イベントで作った中の一品。

<豆腐の春巻き>です。

 

 

 

★1 とうふの春巻き   小さめの春巻き10本分

 絹ごしとうふ 1丁(300g)

 生ハム    約100g

 青じそ    10枚

 春巻き皮   5枚

 薄力粉    大さじ2

 揚げ油    適量

 

 

 

1、とうふはざるにあげて自然に水けを切る。10等分の奴状に切る。生ハムも10等分して、豆腐の周りをくるりと巻き、さらに青じそで巻く。

2、薄力粉を同量の水で溶く。対角線で半分に切った春巻き皮の上に1を載せてまき、巻きおわりを水溶き小麦粉でとめる。

3、揚げ油を170度に熱して2をきつね色に揚げる。