栄養士会から10月の会報誌が届きました。
毎月表紙は季節感のある絵ですが、10月はやはり秋の味覚の王様
「マツタケ」です。
表紙を開くと最初のページは毎回「Message」というコラム。
今月号はアンパンマンで有名な、漫画家・絵本作家の
やなせたかしさんでした。
入院中の食事について、昔とちがってメニューも日替わりで多彩だし見た目も
ホテル並みに美しく、味もいい。と・・・。
配膳されるトレイに食事の感想を書くカードがついているらしく、ほとんどの人が
何も書かないらしい。やなせさんも最初は何も書かなかったそうですが、そのうち
可能な限りなるべく面白い感想を書くようにしたという。
料理を作る人は自分の料理について感想があれば手ごたえを感じてうれしいはず。
やなせさん自身も自分の作品の感想文を読むのが楽しみだという。栄養士さんもきっと
同じに違いないと思ったそうだ。「ぼくらはみんなよろこばせごっこをしている」という一文に
私は胸を打たれた。“思いやり”というのはとてもよい言葉だが難しい。具体的に何を相手に
してあげればよいのか、わからないから・・・。
でも、「喜ばせる」というのはわかりやすい気がした。相手を喜ばせるために何をするかを
考えるのは確かに楽しい。そして実際に相手が喜んでくれたら、更にうれしい!
思いやりというのは、そういうことの積み重ねなんだと感じました。
「演出」とか「ごっこ」というと、ちょっと聞こえが悪い気もするが、それでみんなが楽しくなれば
いいじゃないかと思う。
日々だれかに何かをしてもらった時には、きちんと感想を伝えるようにしよう!
“相手に喜んでもらえる”ように私ができることをちゃんと考えることが大事なんだなと
改めて思った次第です。
それにしても病院の栄養士さんというのは、本当にスゴイ!病状に合わせた栄養管理は
毎日3食整えるのはそれだけでもたいへんなのに、味も見た目も整えないとすぐに
『病院の食事はマズイ』と言われてしまうんだから・・・。
おいしくって体にいいものを食べれば、どんな人でも元気になるはず。
でも一番の隠し味は「早く元気になってくださいね」という栄養士さんの思いに違いない。
プラスのパワーを食事と一緒に体に入れる!これは伊達式の食事法の基本。
病院での食事でも、同じですよねー