しなやかで美しいボディラインになれるよう考案されたのが、骨盤エクササイズ。座って行うだけなのに体が引き締まる理由を紹介します!
ウエストからヒップ、太ももなど、下半身に脂肪がつくのは、実は骨盤のゆがみが原因。それは骨盤が体の中心にあり、重要な役割を果たしているからです。
「いくつかの骨からなる骨盤は、股関節と背骨につながっていて、上半身と下半身を支えている体の土台となる骨です。骨盤が正しい位置にあると、柔軟に骨格のバランスを調整してくれるので、メリハリのあるキレイなボディラインを保つことができるのです」(ヨギー・ビューティプログラムディレクター・kyo先生)
ただ、呼吸や生理周期に合わせて開閉運動をしている骨盤は、ゆがみやすい部位でもあります。
「日常生活の中で、イスに座って脚を組んだり、片脚に重心をかけて立つことを続けていると、骨盤底筋群などの骨盤を支える骨盤回りの筋肉に偏りが生じ、骨盤もゆがんでしまいます。そうすると、骨盤が動かしづらくなり、体の土台となっている骨格がゆがんだり、内臓の位置が下垂してしまいます。また、体内を巡っている栄養や血液、老廃物などの循環も悪くなり、代謝も低下。老廃物が体内に滞り、冷えから保護しようと脂肪をつける本能が働いてしまいます。結果、脚のむくみや下半身の脂肪細胞が肥大化して、太りやすくなってしまいます」
骨盤のしくみとゆがんでしまう理由
骨盤はひとつの骨ではなく、腸骨、背骨とつながる仙骨、坐骨など複数の骨からなります。「生活習慣のクセが原因で、仙骨と腸骨がつながる部分がずれたりすることでゆがみが起きてしまいます」
1.脚をいつも同じ側ばかりで組んでいる
イスに座った状態で脚を組むと、骨盤に左右不均衡の力がかかってしまい、ゆがみの原因になります。組んだ脚の付け根が外側に開いてしまうため、その結果組んだ脚側の骨盤が広がろうとしてしまいます。
2.背中を丸めた姿勢でイスに座る
背中を丸めてイスに座っていると、骨盤の角度が本来の垂直よりも後方に傾いてしまいます。背中を丸めたまま骨盤を後傾させると、骨盤が広がろうとして、内臓が正しい位置よりも下がってしまいます。その結果、ポッコリおなかの原因に。
3.片方の脚に重心をかけて立つ
立っているとき、片脚に重心をかけてしまうと骨盤が左右に傾くようになります。骨盤が傾くと、腸のぜんどう運動(腸の働き)をサポートする腹横筋がゆるみ、便を押し出せなくなります。また、下腹に力が入りづらくなります。
体や内臓を支えて全身に安定と美しさをもたらしている骨盤。このゆがみを防ぐには、普段から骨盤を正しい位置に保つ、骨盤の調整が必要です。それには、イスに座ってカンタンにできる方法があるのです。
「座る姿勢は、骨盤を支える骨盤底筋群がゆるんでいる状態。この骨盤底筋群がゆるんでいるときこそ、垂直な骨盤の位置をしっかりと意識することで、ゆがみを効果的に調整することができるのです。会社や学校、電車の中など、日常の生活でイスに座る時間を有効に使えば、“ながら”でさりげなく骨盤を整えるエクササイズができます」
自分の骨盤の位置を確認して、正しい姿勢を意識しながら、エクササイズとダンスを行いましょう。
「大事なのは、自分の骨盤のゆがみを自覚すること。苦手な動きはくり返し行うことで、骨盤が調整され、動かしやすくなります」
Himitsu1
骨盤周りの筋肉を引き締めてスッキリ!
正しい姿勢を保つのに必要な骨盤底筋群は、恥骨と尾骨の間にあり、骨盤の下で内臓や骨盤を支えている筋肉。座ってエクササイズをするとこの筋肉を引き上げられるので、この部位を鍛えることができ、ゆがみが整って下半身がキュッと引き締まります。
Himitsu2
使いづらい深部の筋肉を動かし体脂肪燃焼体質に!
エクササイズで、普段なかなか鍛えづらい体の深部の筋肉(インナーマッスル)を動かして、代謝をアップさせます。結果、脂肪を燃焼しやすい体質に改善します。
Himitsu3
効率的にカンタンな動きで体を動かせる
イスがあれば、いつでも座って体を動かして、骨盤調整ができます。カンタンでゆっくりな動きでも骨盤のゆがみを改善。
体の中心にある骨盤。手で触れて確かめられる場所もあります。まずは自分で触って、骨盤を感じてみましょう。エクササイズで骨盤をイメージしやすくなります。
腰に手をあてたとき触れるのが
腸骨
「腰に手をあてる」ときの位置。いわゆる腰骨といわれる部分を「腸骨」といい、この腸骨がお尻の形と関係しています。左右対称で、男女で大きさに違いがあり、女性の腸骨は、男性よりも広く張っているのが特徴。
お尻の割れ目あたりの骨が
仙骨
背骨の真下にあるのは「仙骨」といいます。仙骨は、背骨と頭蓋骨をつなぐ重要な役割をしています。また、自律神経につながっているので、その部分をさするだけでも気分がリラックスできます。
左右に体を揺らして床に触れるのが
坐骨
イスに座って、体を左右に揺らしてみましょう。このとき、座面に触れるお尻の骨が「坐骨」です。左右対称にあり、骨盤の最下部にあたります。坐骨の上に垂直に上半身をのせて座ると、骨盤が立った状態になります。